水虫が進行して指先・指の間だけでなく爪にまで広がってしまった水虫の末期症状が「爪水虫(爪白癬)」という病気です。
長時間靴を履き続けたり、密閉性の高いブーツを好んだりすることにより足元の温度・湿度が高くなり、水虫の原因である「白癬菌」の繁殖を促進してしまうために起こります。
「爪水虫は水虫の末期症状」と聞くとちょっと怖いですが、これからご紹介させていただく3ステップを確実に行うことで爪水虫を治療することが可能です。また、比較的初期の段階であれば、2ステップでの完治も望めます。
「とにかく早く治療に臨むこと」。このことが爪水虫克服のポイントになります。それでは、爪水虫の3ステップ完全治療の方法を順を追ってご紹介させていただきます。
ステップ1.水虫悪化を防ぐ基本ケア
まずは、日常生活の中で水虫・爪水虫の悪化を防ぐことが今後の治療を進めていくうえでの大前提になります。
殺菌&徹底的な乾燥
温度と湿度が高まることにより白癬菌は活性化してしまいます。一日中靴を履いたりしてムレてしまった足は、毎日こまめに洗ってよく拭き、しっかりと空気にさらして乾燥させるようにしましょう。
できれば、水虫専用の石鹸で洗いましょう。また、洗った後に木酢や竹酢に患部を漬けて乾燥させる民間療法も愛用者が多いです。ただ、この方法は爪水虫にはあまり効きません。皮膚の水虫対策としては試してみる価値があるかもしれません。
毎日の通勤でかなり足がムレてしまうようなら、職場に替えの靴を置いておき、出社時と退社時で違う靴を履くのも良い方法です。
他の指への感染を防ぐ
- 5本指の靴下を履く
- 1日2~3回靴下を取り替える
こうした方法で、他の指への感染はある程度防げます。5本指の靴下は吸湿性の良いコットン製の物などを選びましょう。最近では「白癬菌対応」などといった水虫対策に特化した製品も売られています。
また、靴下を履かない睡眠中などはペディキュアを塗るときに足指の間に挟んで使う「トーセパレータ」が役に立ちます。もちろん、トーセパレータもこまめに洗い、乾燥させた清潔な物を使いましょう。
家族間の感染を防ぐ
→ 掃除、床拭き
患部からポロポロと落ちる角質は白癬菌の塊の可能性が高いです。室内をキレイに拭き掃除することにより同居する家族への感染を防ぎます。
→ お風呂マット、スリッパを共用しない
お風呂上がりに足の水分をふき取るマットは白癬菌の温床です。少々面倒ですが、感染している人とそうでない人のマットは完治するまで分けた方がいいでしょう。同様に、家族間でのスリッパの共用は避けましょう。
温泉・プールの後は直ちに対策を
不特定多数の人が裸足で出入りする大浴場やプールには、残念ながら100%白癬菌が存在します。もうすでに水虫・爪水虫にかかっている人もそうでない人も、被害の拡大を防ぐために「洗浄・乾燥」を徹底しましょう。
水虫用の石鹸は予防にも役立つので、「水虫感染者用」と「家族用」に分けて用意すれば完璧です。
ステップ2.外用薬で治す
爪水虫は初期段階から治療を開始できれば、塗り薬だけで完治させることも可能です。
現在水虫が気になっているという人は、「爪の先端が白っぽくなった」「爪に白いラインができた」などの皮膚→爪への感染症状を見逃さないように注意してください。悪化すると通院して飲み薬を処方してもらわなければならず、治療も長期に渡ります。
通常、爪水虫で皮膚科を受診すると内服薬を処方されます。外から塗るだけの外用薬では、爪の内側の白癬菌まで薬の有効成分が届かないからです。したがって、飲み薬で血液に有効成分を運ばせ、内側から患部に届けるというわけです。
しかし病院での受診するとなると、
- 受診が恥ずかしい
- 日中働いているので受診が難しい(治療期間は6~12ヵ月が一般的)
- 治療費が高い(平均3万円~)
といったデメリットもあります。とくに女性の場合は水虫で受診することに抵抗を感じる人も多いことでしょう。
また、処方される内服薬のラミシールには、肝臓の機能低下という重篤な副作用のリスクがあるため、必ず血液検査で肝機能に問題が無いか調べられます。元々肝機能に何らかの問題がある人は、ラミシールが使えない可能性もあるわけです。事実欧米では、副作用のリスクを考えてまずは外用薬での治療を始めるのが一般的です。
最近では、副作用が無く爪の上から塗ってもしっかり内部まで浸透する「Dr.Gsクリアネイル」という画期的な外用薬が注目を集めています。
この新薬の主成分「トルナフタート」が硬い爪の組織を通って白癬菌に直接作用するという優れもので、この配合方法で既に特許を取得しています。ペディキュアを塗った上からでも有効であることから、アメリカのネイルサロンでは不動の人気を誇っているようです(※もちろん爪に直接塗布する方がより効果的です)。
国内では、水虫の外用薬として「ラミシールクリーム(軟膏)」が一般的ですが、このラミシールには爪から浸透して患部に届く作用はありません。
現在のところ、爪水虫のケアには「Dr.Gsクリアネイル」がもっとも期待できる外用薬といえるでしょう。ちなみにスプレータイプもあり、指で塗布するタイプよりも感染のリスクが低くおススメです。通販で購入できて値段もお手頃(1本5,000円程度)、無臭でノンアルコール、色も目立たない乳白色である点から愛用者が続々と増えています。
ステップ3.内服薬で治す
初期の段階では症状も軽く、発見が遅れがちな爪水虫。最初は爪の色が白っぽかったり、かゆみを感じたりする程度です。
しかし治療せずに放っておくと、爪の色は白→黄色→茶色→黒っぽい色に変化し、爪の組織が不自然に盛り上がってポロポロと剥がれ落ちるようになります。
「たかが水虫」と軽く考えがちですが、爪水虫を放置すると靴を履くことや歩くことにまで支障をきたすようになります。なるべく外用薬で治してしまいたいところですが、万一悪化に気づいたときには速やかに内服薬による治療を始めましょう。
末期の場合、残念ながら日常的なケアと外用薬だけでは完治が難しいのです。
悪化した爪水虫の治療薬としては、「ラミシール錠」がよく処方されます。ラミシールにはクリーム・軟膏など様々な形状のものがありますが、外用薬のラミシールでは患部まで浸透しないため、内服して体内から患部に作用させ治療します。
ラミシールの主成分は「テルビナフィン」というもので、水虫の原因である白癬菌を死滅させ増殖を防ぎます。1日1回朝食後に1錠服用し、爪が完全に生え変わるまで(個人差はありますが)3~12ヵ月に渡って飲み続けることになります。長期服用となるとやはり心配なのが副作用です。
ラミシールの主な副作用
- 肝炎、肝不全などの肝障害
- じんましん、かゆみ、発疹など
- 血液成分の減少
- 吐き気、下痢など
最長で1年間程度服用し続けなければならないので、金銭的な負担もバカになりません。悪化した爪水虫の治療は長期間に及ぶことが多く、副作用の心配と費用の覚悟が必要となってきます。末期でない方は、まずは副作用の心配がなく費用面でも優しい外用薬「Dr.Gsクリアネイル」を試してみるのが良いでしょう。



